エンベロープについて
エンベロープを活用してFXで利益を積み上げよう
XMを始めてすぐのFX初心者トレーダーでもよく耳にする用語「エンベロープ」とは一体なんでしょうか?
MT4/MT5で、エンベロープを実際に利用する方法についてよくわからないFXトレーダーの方もいると思います。
なぜよく耳にするかというと、FX取引を行う上で非常に便利なツールであることが理由です。
エンベロープはFX取引によく使用されるツールとして有名ですが、何に優れているのでしょうか?
結論から言うと、エンベロープはMT4/MT5でFXの相場に起こる「トレンドが転換するタイミング」を知ることができるので、他のツールよりも優れている面があります。
FX相場には二つの相場に大別され、それぞれ「トレンド相場」「レンジ(ボックス)相場」があります。
中でもトレンド相場では、多くのFXトレーダーが大きな利益を得るために、どちらの方向(上昇もしくは下降)に進むか予測します。
その「トレンド」が転換するタイミングをMT4/MT5で知ることができる「エンベロープ」はFXトレーダーにとって取引を行う上で大変強力なツールです。
これからXMでFX取引を始めようとしている初心者FXトレーダーの方や、XMでFX取引に慣れてきたけど今まで「エンベロープ」を利用したことのないFXトレーダーは、ぜひこの機会に「エンベロープ」を自身のFX取引に組み込んで活用してみましょう。
エンベロープを活用するのと活用しないのでは、雲泥の差があるように思います。
それでは早速、「エンベロープ」について詳しくみていきましょう。
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まずはFXで良く耳にする「エンベロープ」とは一体何かをみていきましょう。
エンベロープとは?
エンベロープ(Envelope)とは、FXの移動平均線から指定した値で上下に乖離させた指標をいいます。
移動平均線からどれくらい離れているかを認識し、FX取引を行う上での判断基準として活用できます。
では次に、エンベロープをMT4/MT5に表示させる方法をみていきましょう。
エンベロープをMT4/MT5に表示する方法
MT4/MT5のチャートで表示するには、挿入(I)から 「インジケーター」→「トレンド」→「Envelope」を選択し、チャートにドラッグするだけです。
下記の3つの設定項目が画面に表示されるので、設定します。
- 期間 ▶︎ 14(標準)
- 移動平均線の種別 ▶︎ Simple、 Exponential
- 偏差 ▶︎ 価格がエンベロープに接触するように調整
「色の設定」タブから色を変更することも出来ます。複数のエンベロープを表示する場合には 移動平均線の上と下で違う色に設定した方が、視認性が良いのでおすすめです。
上記の通り、MT4/MT5ともにデフォルトで元からインジケーターとしてあり、新たに導入する必要もないので簡単に表示することができます。
次にエンベロープの設定の中でも重要な「期間」についてをみてみましょう。
エンベロープの期間について
MT4/MT5のエンベロープの期間は、移動平均線の期間と同じで、一般的に14が用いられます。
また、ご自身のMT4/MT5で利用したい短期間の数値に変更することもできます。
しかし、14を基準として、14よりも少ない数値に設定すると、値動きに対して敏感に反応するメリットがありますが、「ダマシ」が多くなるデメリットがあります。
逆に14より多い数値に設定すると「ダマシ」が少なくなるメリットがありますが、値動きに鈍感になるデメリットがあります。
好みに合わせて、変更が可能ですが上記のメリット&デメリットを考慮して慎重に設定するようにしましょう。
FX相場の状況によって変更することも視野に入れて有効に活用することをおすすめします。
それでは、次に「偏差」についてをみてみましょう。
エンベロープの偏差について
MT4/MT5のエンベロープの偏差は、指定した期間の移動平均線からどのくらいの乖離しているのかを設定する項目です。
FX通貨ペアやそのときのFX相場の状況により、偏差の値が違うため、まずは偏差を入力し、価格がエンベロープに接触して反発や反落するタイミングの数値を最終的に調整しながら設定します。
エンベロープの偏差は常に固定で利用していると、刻一刻と変わるFX相場の状況では対応できずにFX資金損失のリスクが高くなります。
FX相場の変動幅や値動きの方向性により偏差を調整することで、より売買タイミングを把握することが可能になり、実際のFXトレードに活用できるようになります。
では、MT4/MT5のエンベロープの設定について学んだところで、改めて新たなエンベロープを表示させたい場合に、以前のエンベロープが邪魔になることがあります。
そのような場合にはエンベロープを削除する方法を知っておく必要があります。
それでは、早速エンベロープの「削除」についてみていきましょう。
エンベロープの削除方法
チャート(C) から インジケーターリスト(I)をクリックでインジケーター一覧を表示
リストの中から「Envelopes」を選択 → 削除ボタンをクリックで削除完了
上記のように、MT4/MT5ともに他のインジケーター同様で簡単に削除することができます。
では次に、実際にエンベロープを取引に活用する方法をみてみましょう。
エンベロープの活用方法
エンベロープの特性として、一定以上の値が乖離すると平均値に戻り、一定乖離内で値が推移します。
エンベロープは、順張りのFX取引にも逆張りのFX取引にも利用することができるので大変有用です。
では、まず「逆張り」の場合について確認しておきましょう。
レンジ(ボックス)相場は逆張り
トレンドのないレンジ(ボックス)相場においては、エンベロープの上限と下限に値が接触したら逆張りすることで利益をあげやすい傾向があります。
MT4/MT5で、エンベロープを明確に抜けた場合にはトレンドが発生した可能性があるため、確実に損切りルールを守り、損失が拡大するリスクを抑えることが重要です。
次に、「順張り」の場合について確認しておきましょう。
トレンド相場は順張り
上昇/下降トレンドの相場においては、エンベロープ中央値(移動平均線)でエントリーし、エンベロープの上限/下限で決済する順張りのFX取引にも活用できます。
万が一トレンドが急に転換した場合に備えて、エンベロープ上限での損切りルールなどで、損失が拡大するリスクを最小限に抑えるようにしましょう。また、トレンド相場でのエンベロープを活用した逆張りは、損失につながるリスクが非常に高い傾向にあります。基本的には「逆張り」ではなく「順張り」でFX取引することをおすすめします。
ここまで、MT4/MT5におけるエンベロープについて詳しくみてきました。
それでは最後に、FX取引で便利なインジケーターであるエンベロープに関する「まとめ」を確認しておきましょう。
まとめ:エンベロープ
MT4/MT5で利用出来るエンベロープは、移動平均線と価格の乖離(値幅)をFXチャート上で確認できる指標です。
移動平均線から一定以上乖離すると平均値に戻り、移動平均線の一定乖離内で価格が推移するという原則のもとにエントリーを判断します
トレンド転換のタイミングでは、損失につながるリスクが高いので、他のインジケーターと併用してリスクを抑えることもできます。
FX相場にうまく合致すれば、効率的に利益を積み上げることを可能にするエンベロープです。
しかし、その時のFX相場に合わせて細かく調整し続ける必要があるので、MT4/MT5でエンベロープを利用する際は損切りルールとともに必ず忘れないように注意しましょう。
移動平均線に関する詳しい記事は、下記のページをご覧ください。
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