XMの確定申告について
XMの確定申告時のルールを理解
申告方法によっては支払う税金が安く済むこともあるので、XMの確定申告時のルールについて解説します。
それでは早速、「XMの確定申告」について詳しくみていきましょう。
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まずはじめに、「確定申告」とは一体何なのかについて確認しておきましょう。
確定申告とは
毎年、1月から12月末までに得たすべての所得を税務署に申告することをいいます。
XMで得たFXトレードの所得も毎年計算して確定申告をする必要があります。
利益が20万円以下の場合は、確定申告をする必要はありません。
※給与収入がある人は20万円以上、他の収入がない人は38万円以上の利益がある場合に申告の義務が発生します。
また、XMと国内FXの両方でFX取引をしている場合には、まとめて申告はできないので別々に確定申告する必要があります。
税金の制度が違うため、XMと国内FXとの損益通算(利益と損失を相殺)はできないので注意するようにしてください。
それでは、XMでの各所得についてみていきましょう。
XMにおける所得とは
XMにおける所得は以下の3つに分類されます。
- 収入 = 取引で得た利益
- 経費 = 通信費やセミナー代など
- 所得 = 収入 - 経費
※経費の申告は領収書が必要になります。
では次に、確定申告をいつまでにしないといけないのかを確認しましょう。
申告期限は?
確定申告の期限は翌年の2月16日から3月16日までですが、1月1日以降に必要な書類が全て揃っていれば申告書を提出することは可能です。
※手続きの取り扱い自体は2月16日からとなりますので、「預かり」の扱いとなります。
確定申告の締め切りは確実に守るように注意しましょう。
それでは、海外FXであるXMと国内FXにおける税金に違いがあるのかをみていきましょう。
国内FXとXMの税金の違いは
2012年以降は課税の方針が変わり、海外FXと国内FXでは税の区分が変わりました。
海外FXと国内FXの税の区分の違いは以下の通りです。
- 海外FX = 総合課税
- 国内FX = 申告分離課税
また、重要な違いとしては「損失の繰越し」という前年の損失分の控除が国内FXでは可能ですが、海外FXの場合は適用されません。
それでは次に、実際に国内FXと海外FXの税率の違いについてを確認しましょう。
国内FXの税率
課税の分類は「申告分離課税」となり、一律15%です。
厳密には所得税の15%+復興特別所得税(所得税 15% x 2.1% =0.315%)で15.315%となります。
※住民税5%が別途かかります。
以下は国内FXでの利益が100万円と1,000万円の場合です。
- 利益100万円:100万円 x 15.315% = 153,150円(15万3,150円)
- 利益1,000万円:1,000万円 x 15.315% = 1,531,500円(153万1,500円)
※経費や控除などを差し引いた金額で実際には計算して申告することになります。
それでは次に、海外FXの税率をみていきましょう。
XMの税率
課税の分類は総合課税(累進課税+住民税10%)となり、XMで得た利益は「雑所得」という収入区分での申告となります。
※申告分離課税では住民税が5%なのに対して、総合課税では住民税が10%です。
総合課税に含まれている累進課税については、所得に応じて異なります。
自身の所得に応じて、税率と控除額が異なるので下記の表にて確認してみましょう。
累進課税とは
上述した通り、累進課税は所得に応じて税率と控除額が大きく変わるので、あらかじめ確認するようにしましょう。
下記は累進課税の税率と控除額の一覧となります。
所得(純利益) | 税率 | 控除額 |
---|---|---|
195万円以下 | 5% | 0円 |
195万円以上 330万円以下 | 10% | 97,500円 |
330万円以上 695万円以下 | 20% | 427,500円 |
695万円以上 900万円以下 | 23% | 636,000円 |
900万円以上、1,800万円以下 | 33% | 1,536,000円 |
1,800万円以上 4,000万円以下 | 40% | 2,796,000円 |
4,000万円以上 | 45% | 4,769,000円 |
※累進課税の税率は、2017年度から変更になり、現時点(2021年)は上記が最新となります。
上記を確認してもらえばわかる通り、累進課税は所得が多くなればなるほど、多くの税金を納める必要があることがわかります。
では、海外FXであるXMでいくらまでの所得であれば、国内FXの申告分離課税と比べてお得になるかをみていきましょう。
所得によってはXMの方がお得
総合課税と申告分離課税を比べると、総合課税の場合、多くの税金を納めることになるように感じますが、所得(トレードの利益)が4,319,500円までなら、国内FXよりもXMの方が支払う税金を安く抑えられます。
所得が高くなければ、総合課税(累進課税)のほうがお得です。
XMでコンスタントに利益を積み上げれるようになったら、せっかくですから、納税も賢く行いたいと思います。
XMで得たFX取引による利益を少しでも手元に残したい場合には、日頃から準備できる節税も大事です。
次に実際に可能なXMでのFX取引における節税をみていきましょう。
XMでの節税
総合課税では「必要経費」「雑所得内での損益通算」が適用されるため、かしこく節税すれば支払う税金を低く抑えることが可能です。
以下は必要経費として計上できる一例です。
- PC代
- 通信費
- FX関連の書籍
- トレードに使用している部屋の賃貸料金
PCおよび通信費は自宅で他の用途にも使用していても、使用する割合を明確にした上で経費として申告すれば計上可能です。
また、上記以外でも他にFX取引に関わることがあれば、経費として計上できるのか調べた上で申告してみましょう。
※認められなかった場合には修正すれば良いだけで、ペナルティなどはないので計上してみることをおすすめします。
では最後に、耳にしたことがあると思いますが「青色申告」と「白色申告」についての違いを確認しておきましょう。
青色申告と白色申告の違い
確定申告には「青色申告」と「白色申告」があります。FXが本業の場合には、「青色申告」での申告が可能で65万円の控除を受けられます。
青色申告は白色申告より申告自体に手間がかかりますが、出回っている無料会計ソフトを利用すれば、簡単に準備が整うので税金を抑えるために多くの本業FXトレーダーが行っています。
また、兼業FXトレーダーの場合は「白色申告」での確定申告となります。
今後は他の所得との損益通算が不可?
副業や暗号資産に影響する可能性も?!
国税庁は2022年8月、 原則年間300万円 以下の副業などによる収入の所得区分を「雑所得」とする内容の所得税に関する基本通達の改正案を公表しました。
経費などを合わせて副業が「赤字」となった場合、本業収入と損益通算が今後はできなくなることを意味します。
国税庁は8月末まで、パブリックコメント(意見公募)を実施し、集まった意見を踏まえて10月をメドに改正する予定で、 過去の通達改正では多くても100件程度の意見が、今回は4000件以上の意見が寄せられるなど、異例の関心の高さとなっており、今後どうのようになるか注目です。
ここまで、「XMの確定申告」について詳しくみてきました。
それでは最後に、XMの確定申告に関する「まとめ」を確認しておきましょう。
まとめ:XMの確定申告
XMでの税金は国内FXと比べると仕組みが違うので海外FXの税率を理解した上で、FX取引を行うようにしましょう。
また、確定申告の際は利益を少なく計上したり、申告しないというようなことは脱税となります。
節税方法を考えるのは良いですが、脱税方法を考えることは時間と労力の無駄で、何より犯罪です。
FX取引で利益を積み上げる方に集中した方がメンタル的にも健全だと思います。
賢く節税は心がけ、FXトレードに専念して少しでも多く利益を産み出せるようになりましょう。
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