パラジウムトレードについて
メリット＆デメリットと他の貴金属との違い
パラジウムは他の貴金属と同様で、物質そのものとして価値があるため、一定以上の価値を持ち続けることが特徴です。
また、通貨や株式と違い、倒産などにより価値がなくなるようなことはありません。
XMではパラジウムをFXで通貨と同じようにトレードが可能です。
パラジウムでトレードを行う前に、その特徴やメリット・デメリット、注意点などを詳しく把握しておくことおすすめします。
それでは早速、「パラジウムトレード」について詳しくみていきましょう。
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まずはじめに、パラジウムとは一体何なのかをみていきましょう。
パラジウムとは？
パラジウムとは、1800年頃に発見されたプラチナ系の銀白色の美しい金属で、金や銀と同じく貴金属に分類されます。
美しい金属なのに、パラジウムを身につけている人や販売していることを聞いたことがありません。
では次に、一体何に使われているのかをみていきましょう。
パラジウムの主な用途
装飾品加工
パラジウムは人体にとってアレルギー反応を引き起こす場合があるため、装飾品自体には使われません。
しかし、他の金属と混ぜてカラーの調整をしたりするなどの目的で使われます。
銀歯
デンタルで用いられる銀歯は、金とパラジウムの合金が多く利用されます。
クルマの触媒
自動車の「触媒」としてパラジウムは多く利用されています。
パラジウム産出の全体の約6割はロシアで、流通量が少ないことも手伝って金や銀等と同様に高値で取引されています。
使う用途が限られていることから、一般的にそこまで知られていないだけで、実際には上記のように生活の中には組み込まれている金属ということがわかりました。
それではパラジウムの特徴について詳しくみていきましょう。
パラジウムの特徴
自動車産業の発展とともに、プラチナやパラジウムといった触媒の需要が急増したことで、近年パラジウムは急速に金融商品として注目されています。
また、パラジウムは主にガソリン車の触媒として、プラチナはディーゼル車の触媒として使われていますが、ガソリン車の需要がディーゼル車より多いことからパラジウムの価格が上昇していき、結果、パラジウムの単位当たりの価格がプラチナを上回ることで拍車をかける形で大きく注目されるようになりました。
逆にプラチナの価格は現在減少しており、プラチナ以上の金融商品と定着しているのが「パラジウム」です。
2021年8月には金の価格を上回ることで、さらに脚光を浴びたことで注目を集めました。
次は、パラジウムの今後についてみていきましょう。
パラジウムの将来
パラジウムは今後しばらく価格の上昇が続くと予想されています。
環境面においてガソリン車の排気ガスの影響は計り知れませんが、未だ生産されている約90％の自動車はガソリン車なのでパラジウムに対する需要は大きく、パラジウムの需要がなくなることはまだまだ先と考えられています。
しかし、いずれはパラジウムの需要がなくなってしまうことは確かで、電気自動車が今後一般的に普及し、ガソリン車に取って代わるようになれば、問題となる排ガスがそもそも発生しないため、触媒は必要なくなるため、パラジウムの需要がなくなる可能性はあります。
これから数十年は需要が上昇することはあっても無くなることはないため、投資の対象としてパラジウムを扱うメリットはあると言えるでしょう。
上記のように、希少価値が高く用途についても必要性の高いものであることから、安定した価値だからこそ投資の対象となっているパラジウムです。
それでは次に、パラジウムを取引するメリットをみていきましょう。
パラジウム取引のメリット
パラジウム取引には以下の3つのメリットがあります。
メリット１
株と似た価格変動をする
一般的にパラジウムは株式と似た価格変動をします。
代表的な貴金属である金や銀の場合は株式と逆の動きをしますが、理由は簡単で金や銀はそれ自体の価値が認知されており、現物に一定の価値があるため株式が暴落した際には、普遍的に価値のある金の需要が高まることで価格が上昇します。
パラジウムはジュエリーとして使われず、多くの場合、需要は工業にあるので経済が好調で株式が上昇すると多くの製品を作ろうとするため、必然的にパラジウムの需要が高まることで価格が上昇します。
逆に株式が暴落した際には工業製品の製造が減るため、パラジウムに対する需要も減少し価格も下がります。
上記のように株式市場を意識しておくと、パラジウムの相場での価格は予測しやすいというメリットがあります。
メリット２
通貨や株式ほど暴落しない
株式や通貨のように暴落によるリスクが低い点はメリットと言えます。
通貨や株式は倒産によって無価値になるという懸念がありますが、パラジウムなどの貴金属には物質そのものとしての価値があり、一定以上の価値を持ち続けることが特徴です。
メリット３
価格が上向き傾向
パラジウムは貴金属の中でも近年上昇傾向で、今や価格はゴールド(金)と同等かそれ以上にまでなっています。
この傾向がさらに続いていくことが予想されているので、取引する上でメリットと言えます。
3つのメリットを確認したところで、次にデメリットをみていきましょう。
パラジウム取引のデメリット
パラジウム取引には以下の3つのデメリットがあります。
デメリット１
株式市場の暴落に影響されやすい
株式市場の影響を受けやすい点です。
株式と似た価格変動をするということはメリットもありますが、同時にデメリットでもあります。
今回の新型コロナウイルスの影響でパラジウムの価格も暴落しましたが、株式の暴落幅に比べて大きくはないものの、 ゴールド(金)のような株式と逆相関の関係ではありません。
デメリット２
利息や配当がない
株式投資や債券には利息や配当が発生するので所有しているだけでも利益を得ることができます。
XMでのパラジウム取引には利息や配当はもちろん付与されません。
また、スワップポイントも付かないため、ただ所有しているだけでは利益が発生することはありません。
上記のことから、中長期的に保有するだけでの利益を求めている方にはパラジウム取引はおすすめできません。
デメリット３
産出国が限定的
多くのパラジウムは、ロシアや南アフリカで産出されているため、産出国の経済の影響を色濃く反映します。
産出国の経済政策などによって価格が大きく変動する点は、他の金融商品と比較してもリスクが高いと言えます。
上記のようにメリット以外にもデメリットがあります。
それでは次に、XMでパラジウムを扱う上での優位性についてみていきましょう。
パラジウム取引を行う上でのXMの優位性
パラジウム取引にも他の貴金属同様にメリットとデメリットがあります。
しかし、XMだからこそお得な点や利便性もあります。
優位性については以下の3つが挙げられます。
優位性１
高い柔軟性が◎
XMでは、最大22倍のレバレッジでパラジウム取引が可能です。
さらに、レバレッジ1倍で現物取引に近いリスクを抑えた取引も可能なため、柔軟性が非常に高いです。
また、最小取引単位が0.01lotなので、小額からスタートしてトライ＆エラーを繰り返して経験を積むことができる良心的な仕様です。
優位性２
ゼロカットが適用
XMではパラジウム取引でもゼロカットシステムが適用されます。
レバレッジを22倍のMAXで取引を行い、口座残高がマイナスになっても追証が発生することはありません。
国内FX会社の場合、先物でもFXでもレバレッジ取引は常に追証のリスクがあります。
XMなら追証が無いため、安心して取引ができるという安全を担保にした取引をXMならパラジウムでも可能です。
優位性３
FX取引と同じ口座で取引可能
XMでは通貨などで利用している口座と同じ口座で貴金属類を取り扱えるため、貴金属用に新しく口座を作る必要がありません。
そのため、XMなら取引開始までが簡単でスピーディーです。
XMなら上記の通り、パラジウムを扱う上でかなりの優位性があります。
では次に、注意点を確認しておきましょう。
XMでパラジウムを取引するときの注意点
XMでパラジウムを取引する上での3つの注意点は以下の通りです。
注意点１
パラジウム取引は先物のみ
XMでのパラジウム取引は先物のみのためポジションを保有できる期限は3か月となります。
3ヶ月を過ぎると強制的に決済されるため、必ず期限日をきちんと管理しながら取引を行うようにしましょう。
PCやスマホなどでリマインダー設定を行い、期限日の前に通知が来るようにすることをおすすめします。
注意点２
スワップポイントなし
先物取引のプラチナとパラジウムはスワップポイントが付与されません。
注意点３
全て米ドル建て
Mでの貴金属取引の全てに言えることですが、米ドル建てとなります。
つまり、日本円から投資をする場合に必ず円をドルに換える工程が入るため、為替レートによる影響が出ます。
もし、長期間の保有を考えている場合には、ドル円のレートも考慮してパラジウムの取引を行うようにしましょう。
上記の注意点を踏まえた上で、XMでのパラジウム取引をする際にはあらかじめ必要証拠金の計算方法を確認しておくことをおすすめします。
では、早速みていきましょう。
最近のパラジウム動向
パラジウムを巡っては2022年9月時点で、世界規模での景気後退によって需要減退への懸念が強まっています。
ただ供給面での懸念が払拭されない限りは、実際の相場に関しては底固い推移が当面続くと見られ、自動車メーカーなどの負担が増えると予測されています。
必要証拠金の計算方法
XMでのパラジウム取引での必要証拠金の計算方法は以下の通りです。
- 必要証拠金＝ロット数 × コントラクトサイズ × 価格 × 証拠金率(0.045)
コントラクトサイズは1ロット当たりの取引量のことで、パラジウムでは10トロイオンスとなります。
最低ロット数のパラジウムを取引する際の必要証拠金を例として計算すると以下のようになります。
XMでパラジウム1ロットに必要な証拠金
1トロイオンス当たりのパラジウム価格を1600ドルと仮定します。
必要証拠金＝1ロット×10トロイオンス×1600ドル×0.045＝720ドル
1ドル110円とした場合、79200円となります。
XMでのパラジウム取引は1lotあたり79200円の証拠金が必要ということが分かります。
必要証拠金を確認したら、次に取引時間を確認しておきましょう。
XMのパラジウム取引時間
XMでのパラジウムの取引時間は以下の通りです。
| 取引時間 | 金曜閉場 |
|---|---|
| 平日8：05～6：55 (夏)7：05～5：55 |
6：10
(夏)5：10 |
金曜日の閉場時間が他の曜日と違い、45分早く閉まるので注意して取引を行いましょう。
取引時間を確認したら、次にXMで取引する上でパラジウムにどれぐらいのレバレッジを効かしてトレードできるのかをみてみましょう。
パラジウム取引のレバレッジ
XMでのパラジウム取引ではレバレッジは一律22倍と定められています。
XMの大きな特徴であるレバレッジ最大1000倍は適用されません。
1000倍のレバレッジを活用できないとはいえ、他の海外FX会社と比べて長い実績があり、また安全性が高いXMでのパラジウム取引はおすすめです。
それでは、早速MT4でパラジウムを表示させる方法をみてみましょう。
MT4でパラジウムを表示させる手順
下記の通り、簡単3ステップで表示することができます。
STEP.1
通貨ペアリストを表示
気配値ウィンドウで右クリック →「通貨ペア(y)」をクリック
STEP.2
パラジウムのシンボルを選択
「CFD Future」の「＋」をクリック → パラジウムのシンボル「PALL」を選択 →「表示」をクリック
STEP.3
チャートへドラッグ&ドロップ
気配値ウィンドウにパラジウムのシンボルが表示
チャート画面にドラッグアンドドロップ
XMのパラジウムは「CFD Future」フォルダに格納されており、「Spot Metals」にはありませんので注意してください。
ここまで、XMでの「パラジウム」取引について詳しくみてきました。
それでは最後に、パラジウムに関する「まとめ」を確認しておきましょう。
まとめ：パラジウム
近年価格が急上昇したことで、注目される機会が以前に比べると圧倒的に増えたパラジウムです。
しかし、未だ取り扱うFX会社は少ないため、取引における利便性・安全性を考えるとXMの利用がおすすめです。
他の貴金属と同様に取引する敷居がXMなら低く簡単に開始ができます。
しかし、パラジウムの取引は金や銀とは違った特徴があり、ポイントを抑えた上で取引を行うことをおすすめします。
これまでパラジウムをFX取引で試したことのない方は、ぜひこの機会に自身のXMトレードスタイルに組み入れてみましょう。
各種貴金属に関する詳しい記事は、下記のページをそれぞれご覧ください。
口座の開設がまだの方は、下記のリンクよりまずは口座を開設してみましょう。
