トレンドラインについて
トレンドラインを意識してFX取引に活用しよう
トレンドラインは大変シンプルですが、非常に多くのFXトレーダーが意識しているので、FX相場への影響は計り知れません。
トレンドラインをしっかりと理解した上で、MT4/MT5のチャートに正しく表示してFXトレードで安定した勝率になるように是非活用しましょう。
それでは早速、「トレンドライン」について詳しくみていきましょう。
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まずはじめに、「トレンドライン」とは一体何なのかについてみておきましょう。
トレンドラインとは？
トレンドラインとは、ローソク足の「安値と安値」、もしくは「高値と高値」をつないで引いた線のことをいいます。
チャート上にトレンドラインを引くと、そのFX相場が今、上昇か下降か把握することができ大変便利です。
右上がりのラインは上昇トレンド、右下がりのラインは下降トレンドになります。
まずは、「上昇トレンド」か「下降トレンド」かを意識するように心がけましょう。
それでは次に、実際にトレンドラインをチャートに表示する方法をみていきましょう。
トレンドラインをMT4/MT5に表示する方法
MT4/MT5でトレンドラインを表示したいチャート画面上で「／」をクリックします。
レートが上昇している場合は、マウスの左クリックを押しながらローソク足の「安値と安値」をつないで線を引きます。
レートが下落している場合は、マウスの左クリックを押しながらローソク足の「高値と高値」をつないで線を引きます。
上記のようにシンプルな操作で、トレンドラインはチャート上に引くことができます。
トレンドラインをダブルクリックすると移動させたり、色などの変更ができます。
では次に、トレンドラインの「上昇」と「下降」の違いについて詳しくみていきましょう。
上昇と下降の違い
上昇トレンドの場合
ローソク足の安値と安値を結んだ線が「右肩上がり」になります。
下降トレンドの場合
ローソク足の高値と高値を結んだ線が「右肩下がり」になります。
水平線も高値と高値、安値と安値をつないで引いた線ですが、それぞれ「レジスタンスライン(抵抗線)」「サポートライン(支持線)」として機能します。
では次に、実際にトレンドラインを引く方法についてみていきましょう。
トレンドラインを正しく引く方法
トレンドラインを引く上で重要なことは、ローソク足のヒゲを起点に引くのではなく、陽線と陰線の始値を起点に引くことです。
また、実際にトレンドラインを引いたチャートが斜め向きの「N字の形」になっていることがポイントとなります。
上記のイメージのようにトレンドラインを引く際に最も気をつけないといけないことは誤った方法でトレンドラインを引くことです。
上述した通りに、必ず正しい方法でトレンドラインを引くよう心がけましょう。
初心者の方でよく間違われますが、「ヒゲ」と「始値」では線の位置が異なります。
そのため、「ヒゲ」ではなく「始値」で必ず起点を引くようにしましょう。
「ヒゲ」を起点にトレンドラインを引いた場合には、誤った結果になるので注意が必要です。
一度慣れてしまえば間違えることは無いですが、はじめのうちは確実に正しくトレンドラインを引くように心がけましょう。
始値の起点が分かりづらい際は、表示方法を「ローソク足」→「ラインチャート」へ変更することをおすすめします。
大きい形のNは、ボラティリティが大きく、小さい形のNは、ボラティリティが小さい<ことが読み取れます。
また、同程度の大きさのN字が連続して続く場合には、方向性が定まっていないので必然的に反発や反落する可能性が高くなります。
では次に、いよいよトレンドラインを活用する方法をみていきましょう。
活用方法01.
上昇トレンド中の押し目買い
上昇トレンド中に、価格より下にあるトレンドラインは「サポートライン(支持線)」として機能します。
支持線とは？
価格が複数回にわたって、反発するライン(線)のことをいい、価格がトレンドラインで反発した際に買い注文のエントリーで入ることにより利益を出します。
押し目買いのタイミング
インジケーター「チャネルライン」を追加することでタイミングが把握しやすくなります。
チャネルラインとは、トレンドラインと並行にもう一つのトレンドラインを自動で引くFXインジケーターです。
MT4メニューバーの「E」をクリックし、トレンドラインを引くときと同様の操作によってチャネルラインを表示できます。
上記のチャートのようにチャネルラインで引かれた上値に、価格が接触したタイミングで決済をすることができます。
上述した「上昇トレンド中の押し目買い」は慣れてくると大変活用しやすい手法ですので、すぐに自身のFXトレードに活用してみましょう。
では次に、もう一つの活用方法をみていきましょう。
活用方法02.
下降トレンドで戻り売り
下降トレンド中に、価格より上にあるトレンドラインは「レジスタンスライン(抵抗線)」として機能します。
抵抗線とは？
価格が複数回にわたって、も反落するライン(線)のことをいい、価格がトレンドラインで反落した際に売り注文のエントリーで入ることにより利益を出します。
戻り売りのタイミング
下降トレンド中も、押し目買い同様に、「チャネルライン」でタイミングを把握します。
トレンド転換を把握する
トレンドが転換する時は、多くの場合、トレンドラインで反発や反落しないで価格がトレンドラインを突き抜けたあとに起こる傾向があります。
しかし、トレンドラインを突き抜けたと惑わす「ダマシ」の場合もあります。
そのため、他の判断基準も確認してから確実に見極めるように注意しましょう。
下記の2つの判断基準でさらに確認をするようにします。
複数のラインで判断
トレンドラインの支持線と抵抗線が入れ替わるときに判断することもできます。
上昇トレンドラインを引けないときは、下降トレンドが下がりきって更新される為、上昇トレンドラインが引けるタイミングで、「売り注文のエントリーを避ける」もしくは「3本のラインが交差するタイミングで決済」してリスクを抑えることをおすすめします。
トレンドラインの支持線と抵抗線が入れ替わるときに判断する
上昇トレンドラインで反発(支持線として機能)し、価格がトレンドラインの下に抜けて上昇トレンドラインが抵抗線として価格が反落し、上昇トレンドが支持線から抵抗線に機能が入れ替わった際は、トレンド終了の場合が多いので「買い注文のエントリーを避ける」もしくは「支持線から抵抗線に機能が入れ替わったタイミングで決済」してリスクを抑えることをおすすめします。
上記2つの判断基準で出来る限り、「ダマシ」を回避するよう心がけましょう。
「ダマシ」の回避も出来てトレンドの転換を把握できたら、次はトレンドが変換したあとについてが気になるポイントです。
トレンドが転換したあとの売買判断は？
トレンドが転換後は、逆のトレンドになるか、ボックス相場(方向性の定まっていない相場)のどちらかです。
トレンドが反転するか、ボックス相場になるかを見極めるには、移動平均線など複数のFXインジケーターを活用して判断することをおすすめします。
移動平均線に関する詳しい記事は、下記のページをご覧ください。
ここまで、「トレンドライン」について詳しくみてきました。
それでは最後に、トレンドラインに関する「まとめ」を確認しておきましょう。
まとめ：トレンドライン
トレンドラインはテクニカル分析の中でも古くからある有名なFX手法です。
世界中でたくさんのFXトレーダーが意識しているので実際のFX相場に影響しています。
上昇トレンド、下降トレンドともにそれぞれのラインに接近すると反落するのは、多くのFXトレーダーが実際に意識してFX取引を行うためです。
だからこそ、FX取引に有効なトレードラインを利用することは大変有効です。
自分のスタイルに合わせて、FXトレードに活用するようにしましょう。
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