[速報]相場ニュース
2023 年 4 月 11 日|相場ニュース
FRBが利上げする可能性が高まっている&米株式市場と米ドルが影響を受ける
米株式市場が収益シーズン開始に先立ち復活
- 先週の金曜日は、米株式市場はイースター休暇で休場していた。
- 昨日の市場は、休場後ということもあり、価格が大幅に変動した。
- 先週の3月の米非農業部門雇用者数の堅調な結果を受け、FRBによる引き締めへの警戒感から、S&P500とナスダックはともに大きな赤字で開場した。
- 米経済が銀行危機を乗り越えるとの信頼感が小型株と工業株をサポートし、半導体株はサムソンによる半導体生産削減の決定から大きな恩恵を受けた。
- アップルによるMacコンピューターの出荷台数の低迷から、テクノ株は下落する結果となった。
- S&P500は、すべての損失を挽回して、0.1%上昇で終了した。
- しかし、ナスダック総合指数は横ばいで取引を終えた。
- 今週は第1四半期が始まり、債券市場がリセッション・リスクを示しているものの、市場のムードは前向きと言える。
- バリュエーションは今のところ高いようだが、期待がそこまで高くないと言えども、収益主導のラリーは、どのくらい上昇の余地があるかはまだ未知数と言える。
明日の米CPI指数発表&FRBメンバー発言に注目
- 明日は、米CPI消費者物価指数が発表される。
- この発表には大きな注目が集まることが予想される。
- もし予想以上の上昇があった場合、FRBの利上げ観測が押し上げられる可能性がある。
- 次回の5月会合では、70%以上が0.25%の利上げを支持しているが、利下げ期待はやや低下している。
- 今日のFRBメンバーの講演では、インフレとの戦いがまだ終わっていないことが強調される予定である。
- この状況下では、銀行危機の影響を過小評価することに懸念が残る。
円安によるドル見通しは混沌
- 中央銀行の利上げ一時停止で、FRBのタカ派姿勢が米ドルを押し上げるか疑問視されている。
- ユーロ、ポンド、スイスフランは今年の最もパフォーマンスの高い通貨となっている。
- 中央銀行が慎重な姿勢を見せる通貨に対して、米ドルは上昇する機会がある。
- 豪中銀はインフレ率を戻すための対応に時間をかけることを示唆しました。
- 日銀の植田新総裁は政策正常化の選択肢はあるが、早急には取り組まないことを示唆しました。
- イールドカーブ・コントロールが廃止されたとしても、日本の金利は大幅に上昇しないことが明確にされた。
- 日銀の政策転換への期待に水を差す形となり、円は下落基調が続いている。
- ドル指数は昨日の低迷から大幅に回復して1週間ぶりの高値まで上昇した後、小幅に下落している。
中央銀行の政策転換への期待で仮想通貨上昇
- 中国の消費者物価指数が鈍化したことにより、アジアの中央銀行は利上げの一時停止か、引き締めサイクルの開始に消極的になっているとの憶測が強まっている。 これは、中国経済の回復力に対する不安が浮上している中で、ムード向上につながっている。 この利上げ停止観測は、FRBによる利上げ停止への期待が高まっている状況となり、仮想通貨上昇を部分的に押し上げている可能性がある。 主要な仮想通貨は3月中旬から大幅に回復し、ビットコインにおいては2022年6月以来初めて30,000ドルの上限を突破している。
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