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2023 年 4 月 21 日|相場ニュース

米ドル週間上昇基調もFRB利下げ観測高まる

FRBによる利上げ予想も年内の利下げ観測高まる

  • 昨日の米ドルは主要通貨に対して下落したが、今日は回復傾向。
  • FRBウォラー理事のタカ派発言により、市場は次回のFRB会合での利上げを確信し、年末までの利下げ観測は低下した。
  • これにより米ドルは、2か月ぶりに週単位での上昇基調となった。
  • クリーブランド連銀メスター総裁は、次回会合での利上げへの信憑性が増し、FRBはまだ利上げを行う用意があると述べた。
  • ただし、今週の米ドル回復はまだ十分な復活とは言えない。
  • 昨日発表された米経済データは、未だリセッションへの懸念を示唆しており、市場は12月までに約0.5%相当の利下げと2024年でのさらなる利下げを織り込んでいる。
  • 先週の米新規失業保険申請件数は再び増加し、米労働市場が徐々に冷え込んでいることを示唆している。
  • また、フィラデルフィア連銀の調査によると、この地域の製造業は4月に約3年ぶりに低水準まで縮小し、今後2四半期にわたって企業活動が抑制されると予測されている。

ECBラガルド総裁はタカ派発言&日本円は上昇基調

  • ECBの政策: FRBとは異なり、ECBは合計で0.75%の利上げが見込まれ、年内の利下げは考慮されていません。
  • ECBラガルド総裁の発言:昨日、ECBラガルド総裁は、ユーロ圏のインフレ率が高すぎると指摘し、金融政策にはまだ何かできる余地があると述べました。この発言が市場の期待に応える可能性があるため、ユーロドルの下落は限定的でしょう。
  • ユーロドルの見通し:FRBとECBの政策の違いから、ユーロは対米ドルで近いうちに1.1035ドルを抜けて上昇する可能性があります。
  • 日本円の動向:米ドルが上昇しなかったため、今日の日本円は唯一の通貨となりました。米国経済の動向に懸念がある中、日本円が安全資産としての魅力を発揮した可能性があります。また、日本の消費者物価指数が前月比で0.4%に回復し、日本円をサポートした可能性もあります。
  • 日本のインフレに対する期待:しかし、このデータから日本のインフレ減速が続くかについて疑問が生じ、日銀による早期の政策正常化への期待が高まったと言えます。ただし、日銀は来週の会合を前に、植田新総裁初の会合となるため、当分の間は政策変更はないと予測されています。

リセッションへの懸念が米株式市場の重荷

  • テスラとAT&Tの決算報告を受け、3指数全て下落しました。テスラは、過去2年間で最低の粗利益率を報告し、またCEOであるマスク氏が需要拡大のために価格を引き下げると発表したので、株価は約10%下落しました。これで電気自動車の潜在的な価格戦争が引き起こされて、他の自動車メーカーの株価にも大きなダメージを与えました。一方、AT&Tの株価は、収益とフリーキャッシュフローの見積もりが下回ったので、10%以上下落しました。
  • 米経済への懸念も引き続き株式市場の重荷となっているようですが、年末までの利下げ予想から、株式への投資も選択肢として留まる可能性があるので、長期的な弱気トレンドと見るのはまだ時期尚早と言えるでしょう。
  • S&P500は4150の壁を突破するのに苦労しているようですが、金利低下を示唆するデータによって勢いを増し、その壁を突破する可能性もあります。
  • もし指数が3800を下回ったとしたら、しばらくの間見通しは暗くなると言えるでしょう。

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