[速報]相場ニュース
2023 年 4 月 25 日|相場ニュース
堅調な米PMIで市場安定、今週は日銀政策決定
株式市場は様子見
- 米株式市場は不安材料が重くのしかかる不確実性の中で緊張したセッションで取引を終え、今日も下落しています。
- 米ドルも最安値を更新して下落基調となり、市場はリセッションの可能性についてはあまり楽観視していない模様です。
- 市場の不安心理の要因は、ファースト・リパブリック銀行が予想よりも大きな預金の流失を記録したことによる可能性が高いでしょう。
- 大手銀行は銀行危機での貸し手となったため、余波によるダメージを受けずに済んだかもしれませんが、小規模な地方銀行が被った損害の全容は、決算報告により鮮明化しました。
- 市場が再認識した理由は、他の銀行が破綻の危機にあるからではなく、波及効果によって信用状況は今後数か月にわたって引き締まり続けると考えられているためです。
債務上限問題が市場不安材料
- 市場では、インフレや金融政策見通し、中国の経済回復の強さなど、既存の懸念材料が再浮上している。
- 債務上限引き上げをめぐって、ホワイトハウスと共和党支配の下院が対立していることが懸念材料に。
- 共和党のマッカーシー下院議長は、債務上限を1兆5000億ドル引き上げ、支出を4兆5000億ドル削減する法案を提出した。
- しかし、民主党が過半数を占める上院では、この法案を拒否すると見られている。
- 低い税収のため、政府は6月に現金を使い果たす可能性があり、支払い不履行の懸念が高まっている状況にある。
米ドルは上昇、ユーロは下落傾向、日本円は横ばい
- 米ドルは堅調で、堅調な米GDPとPCEインフレデータによってサポートを見つけた。今後は4月の米消費者信頼感指数に注目。
- ユーロは昨日の急騰後、1.10ドル台を維持しているが、来週のECB会合前にメンバーから異なる意見が発表される可能性が高いため、上昇は困難と見られる。
- 日本円は横ばいで、金曜日以来134ドル付近で推移している。新日銀総裁の就任会見で、超緩和政策の必要性を強調し、賃金の伸びやインフレ加速に応じて金利引き上げも検討する姿勢を見せた。
- FF金利先物は、市場不安に対応する形で12月までの利下げ観測をやや高く織り込んだが、FRBの会合では0.25%の利上げがほぼ確実と見られている。
- 不安材料が重くのしかかる中、債券市場は安全性を求めて利回りを押し下げ、10年債利回りは10日ぶりの低水準となる3.4430%を更新した。
- ECBのシュナーベル専務理事らはタカ派発言を維持するが、フランス中銀のビルロワ・ド・ガロー総裁らは引き締めサイクルの終焉が間近であると見られる。このため、来週のECB会合では政策方針について異なる意見が発表される可能性が高い。
株式市場は大手ハイテク社の決算報告を控え様子見
- 米株式市場ではEミニ先物が欧州とアジアのトレンドに続いて、赤字で取引を開始しました。
- 米国株式市場のEミニ先物は、欧州とアジアの市場と同様に下落しています。 S&P500とダウ・ジョーンズは昨日小幅高で取引を終えましたが、ナスダックは今週の大手ハイテク社の決算報告を控えて、一部ハイテク株に圧力がかかり0.3%下落する格好となりました。
- S&P500とダウ・ジョーンズは昨日は小幅に上昇し、一方ナスダックは大手ハイテク企業の決算報告を控えて、一部のハイテク株が売られて0.3%下落しました。 マイクロソフトとアルファベットは、ビザとゼネラル・エレクトリックとともに今日後半に決算報告を予定しています。
- 今後の取引で、マイクロソフト、アルファベット、ビザ、ゼネラル・エレクトリックが決算報告を控えており、投資家たちはその内容に注目しています。
- これまで決算報告をした企業の大多数は収益予想を上回っている状況ですが、多くの株式、とりわけハイテク株は今年既に大幅に上昇しているので、今年度のガイダンスがポジティブかネガティブになるかが多くの投資家の注目するところとなるでしょう。
- これまでに発表された企業の決算報告の多くは予想を上回っており、株価も大幅に上昇しています。ただ、特にハイテク株は既に大きく値上がりしているため、今後の業績見通しに注目が集まっています。この情報は多くの投資家たちが注目しています。
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