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2023 年 5 月 4 日|相場ニュース

FRBが次回会合で利上げ停止示唆&ECB本日政策金利決定

FRBの方針転換期待が高まり、米ドルが下落継続

  • 昨日、FRBは会合でフォワード・ガイダンスにおいて、利上げの一時停止を示唆しました。このため、市場は次回会合での利上げの一時停止を予想し、米ドルは昨日から下落継続しており、今日のアジアセッションでも下落が続いています。
  • FRBは予想通り0.25%の利上げを決定しましたが、政策決定後の声明には、追加引き締めが必要かどうかを判断する際に、金融政策の累積的な引締めや経済活動とインフレへの影響などを考慮する旨の文言が追加され、追加引き締めには慎重な姿勢を示しています。
  • また、パウエル議長は政策決定後の記者会見で、FRBが今後データに重点を置くことを明確にしたと述べました。しかし、議長はインフレ率を2%に戻すまでには時間がかかるとし、必要に応じて措置を講じる用意があることを示唆しました。
  • 市場は、6月のFRB会合で利上げの一時停止が可能性として浮上していると見ています。フォワード・ガイダンスの緩和姿勢から、米ドルは当初下落しましたが、パウエル議長が6月の利上げを否定しなかったため、米ドルは一時的にサポートを得ました。しかし、市場は6月の会合での利上げの一時停止が確信されたため、米ドルは下落継続しています。
  • 現在、市場は年末までに0.80%相当の利下げを織り込んでおり、少なくとも次回の6月会合まで、米ドルは下落する可能性が高いと予想されます。

ECBの政策決定でラガルド総裁の発言が注目される

  • 本日は、ECBが政策決定を行い、市場では0.25%の利上げが予想されています。短期金融市場では、約80%が0.25%の利上げを支持し、残りの20%は0.50%の利上げを支持しているようです。
  • したがって、0.50%の利上げを期待している投資家にとっては、0.25%の利上げは期待外れとなり、ユーロは下落する可能性が高いと予想されます。
  • しかし、ECBラガルド総裁は基調的な物価圧力が未だに強いことを強調しており、ECBメンバーもさらなる利上げを示唆しています。市場は今後、ECBによる合計で0.75%の追加利上げを織り込んでいるため、ラガルド総裁がタカ派姿勢を見せた場合、政策決定に関連するユーロの下落は、限定的で短期間にとどまる可能性があります。
  • また、FF金利先物は、今年後半にFRBが利下げすると示唆しているため、ECBとFRBの金利政策の乖離が引き続きユーロドルに利益をもたらすことになるでしょう。
  • しかし、このトレンド転換には、市場がECBの金利政策が不十分だと判断した場合、またはFRBが利上げを停止したとしても、利下げを行わないと確信する必要があると言えます。

米株価下落、ゴールド価格は過去最高値へ

  • 昨日の米株式市場は、6月の会合で利上げ停止が予想されたものの、結果的に赤字で終了しました。これは、米経済のパフォーマンスに対する不安が依然として続いているためです。また、原油価格の急落もこの状況を裏付けています。
  • このような状況から、リセッションへの懸念が高まり、米国債利回りの低下やドル安といった状況も相まって、ゴールド価格が再び注目を集めています。実際、ゴールド価格は過去最高値である2020年8月の2,072.50ドル近辺まで上昇しました。ただし、今日のアジアセッションでは一部の利益確定売りが入ったため、一時後退しました。
  • 市場のリセッションへの懸念は今も高まっており、年末までの利下げが予想される状況からも、ゴールド価格は再び上昇する可能性があり、最終的には過去最高値を超える可能性もあります。

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