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2023 年 5 月 10 日|相場ニュース

米国のCPI指数発表を控えて、為替市場は慎重な動き

  • 最近のアメリカの経済に注目が集まっています。明日発表されるCPI指数に対する市場の期待が高まっています。予想では、先月と同様に高い数字が出るとされています。先週のFOMCでアメリカ連邦準備制度理事会が利上げを中断し、利下げする可能性があるとの憶測が高まっています。しかし、このような見方が正しいかどうかは、明日のCPI指数の発表後になって初めて明らかになるでしょう。
  • パンデミックによって、米国の消費者の心理的圧力が緩和されるにつれて、需要のシフトが起こっています。アメリカ連邦準備制度理事会は、商品からサービスへの需要の移り変わりに注目しています。サービス物価のトレンドも重視されています。アナリストの一部は、「スーパーコア」と呼ばれる住宅費用を除いたサービス価格がより安定したトレンドを示していると指摘しています。先月の数字は前月比0.4%でしたが、もし下回ると、市場は今年後半の利下げを期待し続けるかもしれません。
  • しかし、インフレに対する見方を緩めるには、連邦準備理事会が数か月間にわたって持続的な改善を確認する必要があります。一部の専門家は、より広範なインフレ目標を達成するには、労働市場の弱さがさらに悪化する必要があると指摘しています。したがって、緩和策の実施には時間がかかるかもしれません。
  • USDJPYは、135.36に達する前に一旦修正され、JPY 135.07まで下落しました。その後、午後にはJPY 135.20前後を推移しました。この値動きは、ロンドントレーダーが市場に参加する直前にUSDの買いが入り、JPYの売りが発生したことが原因です。これにより、ペアは最近の高値を更新してJPY 135.40に達しました。先週のFOMCにより、6月の利上げの確率が8%から25%程度に上昇したことから、USDの買いがやや優勢となっています。
  • 一方、EURUSDは海外取引時に1.0950を下回り、その後着実に買いが入り、午後には1.0977まで上昇しました。しかし、ロンドントレーダーが市場に参加する直前にUSDの買いが入ったため、ペアは1.0960台に動きました。また、EURJPYもUSDJPYの上昇トレンドの支援を受け、中盤148円台前半まで上昇しました。

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