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2023 年 5 月 12 日|相場ニュース

ドル円の為替レートは、米国地方銀行への懸念から133円に下落し、リスク回避的な市場のセンチメントと円高に

  • ドル円の為替レートは、米国地方銀行への懸念から133円に下落し、リスク回避的な市場のセンチメントと円高になりました。この下落は、本日発表された4月の米国生産者物価指数(PPI)が予想を下回ったことによるものであり、利上げの終了と年内の利下げの期待を支持する結果となりました。また、米国消費者物価指数(CPI)も昨日同様の傾向が報告され、米国地方銀行への全体的なネガティブなセンチメントが高まっています。Pacific Westのような米国地方銀行は、売却などの戦略的オプションの報告を受けて、預金が大幅に減少したと報告されています。これらの要因がUSD/JPY為替レートに悪影響を与えており、米国株式市場の反応が重なっています。
  • しかし、後半には米国株式市場の売りオフが一時的に休止し、為替レートは中134円まで回復しました。市場参加者は、21日移動平均134.60円が維持されるかどうかと、今後の動きに注目しています。市場では、来年1月までに4回の利下げが予想されているとの兆候があります。しかし、経済学者は、予想どおり6月に利上げが停止されても、FRBが鷹派の立場を取る可能性があるため、市場が警戒する必要があると警告しています。
  • EUR/USDは、リバウンドの後にニューヨーク市場で売り圧力がかかり、1.09ドル程度に下落しました。市場はリスク回避的であり、ユーロに対する売り圧力が増しています。本日の下降トレンドは、下降リスクのさらなる懸念を引き起こす21日移動平均を下回りました。
  • 今日の欧州中央銀行(ECB)の調査によると、ユーロ圏の消費者インフレ期待が3月に大幅に上昇したことが判明しました。この結果、市場ではECBによる利上げが期待されており、ECB総裁のクリスティーヌ・ラガルド氏は、高水準のインフレを抑制するための取り組みはまだ終わっていないとの見解を示し、更なる利上げの可能性を強調しました。市場の一部の参加者は、ECBが夏にも利上げを続ける必要があると推測しています。
  • また、来年のインフレ見通しは2月の4.6%から5%に上昇し、3年後の見通しも前回の調査から2.4%から2.9%に増加しています。これは、ECBが金融政策の引き締めを継続する可能性があることを示唆しています。
  • 一方、GBP/USD通貨ペアは反発した後に売り圧力がかかり、1.24ドルレベルまで下落しました。しかしながら、英国中央銀行(BoE)は、今日0.25%の利上げを行い、今後の利上げの可能性を残しました。これは、英国経済が堅調であることを反映しており、BoEがインフレを抑制するために金融政策を締める可能性があることを示唆しています。
  • 総じて、欧州と英国の中央銀行は、インフレ圧力を抑制するために引き続き金融政策の引き締めを進める方向性を示しています。市場参加者は今後の動向に注目する必要があります。

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