[速報]相場ニュース
2023 年 5 月 16 日｜相場ニュース
中国の重要な経済指標が発表され、USD/CNYの為替レートが一時的に6.96元に
中国の重要な経済指標が発表され、それに伴いUSD/CNYの為替レートが一時的に6.96元に達しました。具体的には、11時に発表された中国の工業生産、小売売上高、不動産投資などの数値が市場の予想に届かなかったため、元に対する売り圧力が顕著となりました。この結果、USD/CNYの為替レートは6.95前半から約6.96に変動しました。この下降トレンドは、中国への輸出に強く依存する資源国通貨にも影響を及ぼしました。特に、AUD/USDは0.6680前後で変動し、AUD/JPYは90.80円まで上昇しました。
一方、USD/JPYは136円という重要な水準に近い範囲でわずかな変動を示し、午前のセッションでは135.91円から136.12円の狭い範囲で推移しました。米国の債務上限問題が金融市場に即座のリスクをもたらしているにもかかわらず、リスク回避のための円買いやドル買いによる大幅な変動はほとんど見られませんでした。債務上限問題については、バイデン大統領とマッカーシー下院議長が日本時間17日の午前5時に協議を開始する予定です。USD/JPYは本日の安値を更新し、135.72円まで下落しています。ロンドン市場では、やや円買いのトレンドが見られました。
他の通貨ペアでは、AUD/JPYは90.83円付近に下落し、NZD/JPYは約84.84円まで弱含みしました。中国から発表された一連の経済指標がこれらの通貨に圧力をかけました。EUR/JPYは約147.77円に軟化し、GBP/JPYも約170.16円に下落しましたが、下降の幅は限定的でした。
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