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2023 年 5 月 29 日|相場ニュース

USD/JPYは140.92円まで上昇後、140円台で安定

USD/JPYの為替レートは一時的に140.92円まで上昇し、その後140円台で安定しました。この動きは、米国のバイデン大統領と共和党のマッカーシー下院議長が債務上限引き上げに関して合意に達したことによるものです。合意の詳細は28日の協議後に明らかになり、2025年1月1日まで債務上限が停止され、非防衛支出に関しては2024年度はほぼ前年度と同水準、2025年度には1%増加することが合意されました。この合意が31日に両院で承認されれば、債務上限問題は次の大統領選挙まで心配する必要がありません。

週初めの市場は比較的落ち着いた反応を示しましたが、金曜日の海外市場での合意の報道が影響を与えた可能性があります。朝のセッションでは、英国と米国で祝日があり市場参加者が少なかったにも関わらず、USD/JPYは140.92円まで上昇し、直近の高値を更新しました。その後、市場は調整局面に入り、高値でのドル買いには慎重な姿勢が見られました。午後には売り圧力が現れ、USD/JPYの為替レートは140.30円前後で推移しました。

EUR/USDは1.07台前半で取引が続きました。先週末のUSDの強さにもかかわらず、EUR/USDは重要な水準である1.0702を上回り、下方圧力に対する慎重な姿勢が維持されました。朝のセッションでは1.0714まで上昇しましたが、その後、ドルの調整局面に入り、1.0740台で安定しました。

EUR/JPYはUSD/JPYの上昇に伴い一時的に151.07円まで上昇しましたが、その後150円台に調整しました。

週末の大統領選挙で現職のエルドアン大統領が勝利したことにより、トルコリラにはわずかな売り圧力が生じました。その結果、USD/TRYの為替レートは20.04前後で推移しました。ただし、当局によるリラの防衛策が継続されるとの期待があり、USD/TRYの為替レートは20.04前後で推移しました。

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