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2023 年 6 月 6 日|相場ニュース

ドル円は139円台で取引堅&調豪州準備銀行の予想外の利上げ発表

ドル円は139円台での取引が堅調に推移しています。この状況は、米国のISM非製造業景気指数が予想外に悪化したことによるものです。その結果、ドルは中間の140円台から139.20円まで下落しました。東京市場が開場し、上部の139円台での取引は比較的穏やかな動きを見せ、価格は中間の139円台を中心に変動しています。

市場参加者は今後の連邦公開市場委員会(FOMC)の会合に注目しており、金利は現状維持が予想されています。そのため、米国のISM非製造業景気指数の公表前には市場の期待が70%台から80%台に上昇しました。これにより、ドルの上昇余地はあるものの、139円台では売り圧力が出てきました。ただし、中期的にはドルが強くなるとの見方が強く、ISM指数の発表後、最近の安値近辺での買いが入る動きが見られています。

他の主要通貨については、相対的に動きが鈍い状況が続いています。ユーロドルは1.07台前半で23ポイントの範囲内で取引されており、ポンドドルも1.24レベルを中心に30ポイントの幅で変動しています。

そして、13時30分には豪州準備銀行(RBA)から予想外の政策金利の発表がありました。一般の予想とは異なり、中央銀行は0.25%の利上げを実施し、その結果、豪ドルが強化されました。会議前には、5月の前回の会合に続いて利率を据え置くとの見通しが市場の予想をリードしていました。しかし、4月の豪州消費者物価指数の予想外の上昇や、豪州当局による最低賃金の引き上げ、そして豪州企業の賃金動向が好調であるといった要因が、利上げの可能性についての憶測を引き起こしました。発表直前には短期金利市場では利上げが約16%程度の確率で織り込まれていましたが、専門家の意見は引き続き安定的な見通しを示していました。

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