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2023 年 7 月 18 日|相場ニュース

ドル円相場、138円台で方向感不明な中、FOMC前の楽観論も台頭

本日のUSD/JPY相場は、NY時間に入って139円台に戻るなど、明確な方向感を示していないようです。先週は急速に円キャリー取引が巻き戻され、ドルに対する売り圧力も見られましたが、200日移動平均を基準にした値ごろ感の買いが見られます。しかし、上値は売りの圧力も強く、再び138円台に戻っています。

一部の専門家は、来週のFOMC会合を控え、ドルが一時的なサポートを見つける可能性があると指摘しています。投資家はFOMC会合に慎重な姿勢で接近し、その結果としてドルが最近の下落分を回復する可能性もあります。

市場は一般的に来週のFOMC会合での利上げを予想していますが、9月以降の見通しには意見の相違があります。9月のFOMC会合までには米国の雇用統計と消費者物価指数(CPI)の2回の発表があり、市場は慎重な見守りムードとなっています。

先週のCPIデータを受けて、市場では連邦準備制度理事会(FRB)が利上げを中止する可能性が高まっています。しかし、9月以降も利上げを継続する可能性もあります。コアインフレは低下しているものの、米国の労働市場は引き続き引き締まっており、その他の経済指標も強さを維持している点に注意が必要です。また、FOMC会合を控える今週はFOMC委員が発言を差し控えるブラックアウト期間に入っており、発言がないことも留意すべきでしょう。

本日のEUR/USDは1.12ドル台半ばまで上昇していますが、全体的には慎重なムードが漂っています。エコノミストの間では、欧州中央銀行(ECB)が9月に利上げを実施し、預金金利を4.00%まで引き上げる可能性が高く、終末的な金利設定の合図となるとの見方が広がっています。持続的な基本インフレが判明する中、従来よりもホーク寄りの姿勢にシフトしているようです。

一方、米国でのディスインフレの兆候やFRBによる9月以降の利上げに対する懐疑的な見方から、ドルは一時的な弱含みを示すかもしれませんが、後半には回復する見通しです。その場合、EUR/USDは3カ月後には1.08ドルまで下落し、来年にかけては1.06ドルまで進む可能性があるとされています。

年末に向けての米国の景気後退懸念が高まる中、安全資産であるドルが恩恵を受ける一方、ECBの利上げサイクルがピークに向かいつつある兆候から、ユーロは夏以降に苦戦する可能性があると言われています。

現在、外国為替市場では、GBP/USD相場が1.30ドル台後半で推移しています。最近の上昇に一時的な休息が見られるものの、テクニカル分析ではポンドのさらなる上昇が示唆されています。実際、GBP/USDは最近1.31ドルを超えて急騰し、更なる上昇の勢いを示しています。このため、市場では戻りの機会が限られるとの見方があり、次の1か月間においてGBP/USDが1.2850ドルのブレイクアウト水準を下回る可能性は低いと考えられています。

今週の水曜日には英国の消費者物価指数(CPI)が発表される予定です。市場の一部の投機家は、このイベントがイングランド銀行による重要な0.50%の利上げにつながる可能性が高いと指摘しています。特に、持続的な高水準のコアインフレーションが続いていることから、イングランド銀行は8月3日の金融政策委員会(MPC)会合で前回と同様の0.50%の連続的な利上げに果敢に踏み切る可能性があるとされています。

もし今週の英国CPIが7%以上のサービスインフレを示唆する結果となった場合、イングランド銀行はインフレに対処するために断固たる対応を迫られる可能性があります。英国のCPIが依然として高い水準を維持しており、かつ賃金成長も堅調であることから、市場ではイングランド銀行の利上げ期待が高まっています。

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