速報相場・市場のニュース平日に 毎日配信

[速報]相場ニュース

2023 年 7 月 19 日|相場ニュース

ドル円は最近の植田総裁発言で、買いトレンドが主流に

本日のニューヨーク取引セッションでは、ドル/円は139円台まで回復し、市場では買いが優勢となりました。しかし、一時的に137円台まで一時下落する場面も見られました。この動きは、アメリカ株式市場が大きく上昇したことにより、市場のリスク回避感が和らいだ結果とされています。さらに、日本銀行の植田総裁がG20サミットで行った発言による影響も見られます。

植田総裁は、持続的で安定した2%のインフレ目標に到達するまで、日本銀行の継続的な金融緩和政策への確固たるコミットメントが変わらないことを強調しました。この発言により、市場では来週の日銀の会合でイールドカーブコントロール(YCC)の許容変動幅が拡大される可能性が高まっています。また、2023年度のインフレ見通しに対する一部報道も、市場の期待を高める要因となっています。

一方で、今月の米国の雇用統計からの急落は収束しているものの、ドル/円の急激な上昇にはまだ慎重な姿勢が見られます。強い買いの勢いはまだ観測されていません。市場参加者は、次なるカタリストを待ち望んでおり、来週の連邦公開市場委員会(FOMC)の会合が注目されています。

本日発表された6月の米国の小売売上高は、前月比0.2%の増加で市場の予想を下回りましたが、飲食店、自動車、建材、ガソリンを除いた売上高は前月比0.6%の増加で予想を上回りました。これは、労働市場が堅調でインフレ圧力が和らいでいることから、消費を支えていることを示しています。

外国為替市場では、ユーロ/ドルの為替ペアに一部の売り圧力が見られ、1.12ドル前半まで下落しました。来週のFOMCとECBの政策会合に向けて、市場参加者は慎重な姿勢を取っており、ユーロ/ドルの上昇傾向が一時的に停滞していますが、大きな下落は見られていません。

ただし、市場ではECBの政策会合での利上げがかなりの自信を持っており、焦点は9月の動向に向けられています。全体的なインフレ指数は減速の兆候を示していますが、コアインフレ指数は依然として高水準で推移しています。このため、純粋にインフレの観点から見れば、9月の利上げは正当化されると言えるでしょう。ただし、特にドイツを中心に将来の経済的見通しに対する懸念が高まっており、9月に関しては市場の予測は不確実です。

英国の消費者物価指数(CPI)が持続的に高水準で推移しており、同時に賃金の伸びも堅調な状態にあるため、市場では英国銀行による近い将来の利上げが期待されています。

背景として、英国のCPIは過去の数回の発表で市場の予想を上回る結果を出しており、これによってインフレ圧力が高まっていると見られています。また、賃金の増加も持続しており、経済の回復による労働市場の改善が示されています。これらの要因が結びつき、市場参加者は英国銀行がインフレを抑制するために利上げを検討する可能性が高いと考えているのです。

口座の開設がまだの方は、下記のリンクよりまずは口座を開設してみましょう。

取引口座開設でボーナスを早速GET

無料の取引ボーナスをGET

XMバナー1

ゼロカットシステムで安心 & CFD商品も取り扱い

XMバナー2
XMバナー3