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2023 年 8 月 16 日|相場ニュース

米英のドル/円為替レートは上昇トレンドを継続し、関係者から注目

米英のドル/円為替レートは上昇トレンドを継続しており、その背後には予想される利回り差の拡大が影響しています。この要因により、経済関係者の注目が集まっています。

本日の取引過程で、ドル/円為替レートは一時的に利益確定売りが起こり、中間の145円台まで下落する場面がありました。しかし、すぐに反発し、中間の145円台に戻るという強さを示しました。為替レートは一貫して上昇トレンドを維持しており、本日は145円台の上限に到達するなど、持続的な動きが見受けられます。

最近の米国債利回りの上昇は、インフレ指標や供給過剰の懸念によるものであり、これがドルを強化しています。一方で、日本銀行はイールドカーブコントロール(YCC)政策の許容範囲を広げつつも、緩和姿勢を維持しています。その結果、10年物日本国債の利回りは0.6%前後で推移しています。こうした背景から、英米の利回り差の拡大が期待され、ドル/円為替レートの上昇トレンドを支えています。

財務省による介入の懸念が依然として存在しますが、現在の段階ではその介入が口頭的なものにとどまる可能性が高いとの見方が一般的です。実際の介入行動は見られていないため、その影響は限定的であると考えられます。

ユーロ/ドル為替レートは一時的に1.08ドル台に下落しましたが、直後に1.09ドル台に戻りました。ただし、為替レートは依然として100日移動平均線の下にあり、ベアリッシュな sentiment(市場の心情)が続いています。

今日のドイツのZEW経済感情指数の発表は期待を上回る結果となり、楽観的な雰囲気を示しています。しかし、ドイツ経済に微妙な脆弱性があるとの見方も存在します。

ZEW経済感情指数の期待値コンポーネントは比較的安定しており、予想以上に悪化していませんが、現況コンポーネントはドイツ経済の減速への懸念を示し、新たな低下が見られます。今後数ヶ月で株式などのリスク資産に圧力がかかる中、ドイツ経済の見通しは弱まる可能性がありそうです。

GBP/USD為替レートの動向に関しては、ニューヨーク取引セッションでは復活が見られ、為替レートは1.27ドル台半ばに戻りました。前日は一時1.26ドル台半ばまで下落し、100日移動平均線との相遭いがありましたが、今日の上昇トレンドはこの移動平均線のサポートを受けています。

ロンドン取引時間に発表された英国の雇用統計は、9月の英国銀行の利上げへの期待感を一層高める内容でした。4-6ヶ月のILO失業率の平均値が予想を上回り、労働市場の減速を示しており、週平均賃金(ボーナスを除く)の年間成長率が予想を大幅に上回り、歴史的な高水準を記録しました。

これにより、短期金融市場では英国銀行の金融政策委員会(MPC)による9月の0.25%の利上げが100%の確率で織り込まれています。さらに、0.50%の利上げの可能性についても20%程度の確率で検討が進んでいます。

英国の労働市場の指標は、冷え込みの兆候を示していますが、賃金の伸びは非常に堅調です。しかし、一部の専門家は、賃金の伸びが大幅な鈍化を経験しないとしても、英国銀行は11月になると利上げサイクルを一時的に中断する可能性を示唆しています。今後の焦点は、明日の英国の消費者物価指数(CPI)の発表に向けられており、前の期間と比較して成長が抑制されるとの予想があります。

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